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物件の収益力がアップするミラクル構法 居住しながら増築・リノベーションができるメカニズム

取材協力:

(株)ミラクルスリーコーポレーション
常務取締役 広報部長
瀧川昇三 氏

 今回ご紹介するのは、ミラクルスリーコーポレーションの「ミラクル構法」。既存物件を壊さずに、居住したまま増築・リノベーションができる新工法です。しかし、一体どのようなカラクリで居住したままで増築・リノベーションができるのでしょうか、そして、賃貸集合住宅にはどのようなメリットを生んでくれるのかを、ミラクルスリーコーポレーションの瀧川昇三氏に伺いました。

居住しながら増築・リノベーションできるミラクル7システムとは
何故、居住したまま増築・リノベーションができるかといいますと、新たに基礎+鉄骨などで躯体を構築することで、既存物件には頼らない構造になるからです。極端な説明ですが、既存物件の上部に新しい物件が浮いた状態(もちろん足はあります)でまるまる新築1棟建つと考えていただければ分かりやすいと思います。
ミラクル構法のメカニズムはどのようなものか、千里ニュータウン(吹田市・豊中市)のような階段室型団地スタイルの建物で作業工程を踏まえて詳しく説明させて頂きます。
まず、既存物件周囲または内側に増築用の基礎を作ります。基礎は、建築構造計算に基いた鉄筋コンクリート製の布基礎、もしくは独立基礎(地盤によっては杭基礎)を採用します。次に柱・梁を重量鉄骨で増築する階数分構築します。この状況は画像2を見ていけば分かるように、すっぽりと既存物件を鉄骨で囲っています。新たな基礎の上に設置された柱や梁なので、既存物件に負担をかけていません。(図2)まず片側廊下、2方向避難階段、エレベーターという共用部分を施工します。また同時に新しく生まれた増築階を完成させます。(図3)完成すると賃貸マンションであれば、既存4、5階の居住者を6、7階へ移動、空っぽになった4、5階を一斉にリノベーションします。この工程を順次(図4、図5)繰り返し、最終的に居住者は別の場所に引越し、仮住まいが不要となり、その棟に居ながら工事を完了させる事ができるのです。
結果、既存では不可能であった車椅子での生活が可能となり、古い階段スペースはふさいで各住戸の水回りに改築され、床面積も拡大します。さらに建て替えと違い廃材はわずかしか出ません。解体費もほとんどかからず、資材の搬入が主な為、粉塵や騒音も抑えられます。また、屋上の利用も構造計画時点で盛込めば、多様な可能性も秘めています。屋上緑化、菜園、駐車場など様々なニーズにお答えできます。

 

1>>>施工前

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・既存物件周囲または内側に増築用の基礎を作成
(鉄筋コンクリート製の布基礎、独立基礎もしくは杭基礎)

 

2>>>施工中

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・柱、梁を重量鉄骨で増築したい階数分構築
(左手前と右奥は新設するエレベーター部分)

 

3>>>施工後

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・外装、新設部分の内装を仕上げて完成
(十分な強度があるので屋上の有効利用が可能)

 

居住しながら増築・改修できるメカニズムとは?

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ミラクル構法を利用する大きなメリット
「ミラクル構法」を利用した居住したままの増築・リノベーションは、賃貸集合住宅に多くのメリットを生んでくれます。詳しい内容は以下の通りです。

■工事中も家賃が入る…居住したまま工事ができるので、平常通り家賃の回収ができます。
■退去(立ち退き)費用不要…退去頂く必要がないので、莫大な退去費用が発生しません。
■建築コストが建て替えの約40~50%安い…建て替えの場合、解体費用、廃材回収・処理費用などが必要になりますが、既存物件を壊さないので建築コストが安くなります。
■賃料収入が増える…戸数が増えるわけですから、その戸数分の賃料が入ってきます。また、基本的に増築するのは上階なので、高い賃料設定が期待できます。
■工事期間が建て替えの半分…建て替えの場合1年かかるものでも、「ミラクル構法」なら約半年で工事が終わります。つまり、早く部屋を貸せ、早く賃料収入を得ることができます。
■廃材が出ないのでエコロジー…既存物件を解体しないので、廃材が出ません。
■エレベーターの設置が可能…「ミラクル構法」は住戸の追加はもちろんのこと、エレベーターの新設もできます。結果、既存部分の価値が向上します。(エレベーターのみの新設も可)
■立体駐車場の設置が可能…エレベーターの新設と同様、屋上もしくは立体駐車場の新設も可能です。
■耐震性が向上…鉄骨を使用するので、耐震性が向上します。また、既存物件の倒壊を防ぎ、耐震補強プランも可能です。
■外断熱工法で長寿命・保温効果が向上…既存物件の壁と新しく生まれる壁とが二重壁となり、その間の空気層を利用、外に断熱材をせこうすれば結果、外断熱工法と同じ効果が得られます。
■屋上が有効利用できる…既存物件では強度の問題により、屋上の利用が制限されていたとしても、「ミラクル構法」では十分な強度を予め確保できる為、屋上緑化・菜園、ソーラーシステム設置などのプランが立てられます。
■外観イメージが向上…新しい外壁が生まれる為、新築さながらの外観となりイメージが向上します。

全てのメリットの恩恵が受けられるかは案件により異なりますが、コスト、工期は建て替えと比べて格段に安くなります。また、案件により上記以外のメリットが発生する場合もあります。

実例)
築31年の4階建て賃貸マンションを、7階建て(+3階)に増築する工事「ミラクル7プロジェクト」が本年9月より開始(完成は来年3月)しております。

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▲既存物件上部の鉄骨部が新しい住戸になる。また、背面にはエレベーターが新設される。

詳細・関連

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(株)ミラクルスリーコーポレーション TEL06-6190-6756 URLhttp://www.miracle3.co.jp/

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