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リプロス代表・松尾充泰の賃貸経営ノウハウ

賃貸仲介会社との付き合い方と選び方

 自主管理をする大家さんにとって、仲介会社との付き合いは非常に重要なものになります。

 賃貸仲介会社は、大家さんの良きアドバイザーになりえるからです。

 お部屋探しをしている人のニーズを直接聞く立場にあり、多くの物件を知っています。

 人気のある間取や設備、逆に人気のないものも知っているでしょう。

 この情報をキャッチして、賃貸経営に活かしてください。

 では、まず良い賃貸仲介会社の基準を、私の考えで述べたいと思います。

 それは、大家さんが望む良い入居者を紹介してくれ、アドバイスをしてくれる会社です。

 そして、当たり前の事ですが、礼儀正しく、正直な人がいる会社です。

 「そんな、当たり前な!」と思う人もいれば、納得する人もいると思います。

 この業界には、そんな当たり前の礼儀や倫理観を持ち合わせていない人がたくさんいるのが現実です。

≪物件に合わせた仲介会社選び≫
 仲介会社の見極めですが、ある程度は店構えで判断できます。

 それでは、まず、自身が所有している物件がどのような物件かを考えてください。

 賃料が高い物件なのか、それともトイレもキッチンもない安いアパートなのか。

 そして、入居者の気持ちになり、来店しやすい仲介会社を選んでください。

 もし、トイレもキッチンもないアパートなら、少し古びた昔から営業している不動産会社で充分入居者を紹介してもらえると思います。

 むしろ、お洒落な不動産会社より良いかもしれません。

 逆に、賃料の高い物件は大手賃貸仲介業者のチェーン店の方が適していると思います。

 ちなみに、地方都市の賃貸不動産会社といえば、大抵は駅前などビルの1Fなどにあり外から良く見えますが、都市部、特に首都圏では2F以上のところに店があることも珍しくありません。

 この場合は店構えで判断ができません。

 しかし、このような会社が1Fにある会社と比較して営業力などにおいて劣るかというとそれは違います。

 運営コストを削減し、インターネットや雑誌で集客していたりしますので、外観的な店構えは絶対的な判断材料になりませんので、参考として捉えてください。

 そして、賃貸経営のプロを目指すなら複数の仲介業者と付き合う事です。

 1社と付き合うことで、人情や責任を感じて客付けに注力をしてもらえる事もありますが、複数の仲介業者と付き合う事で情報の幅を増やしたほうが得策です。

 また、複数の仲介会社と付き合うことにより、仲介会社の言いなりになる事も防ぐ事ができます。

 仲介会社も複数との取引があることを知れば、ヘタな事が言えないからです。

2004.04/09

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松尾充泰 (まつおみつひろ)
(賃貸不動産経営コンサルタント)
昭和43年大阪生まれ。
96年に賃貸不動産業界での職務経験を生かし、賃貸不動産業界向けソフトウェア開発会社、アクセス株式会社を設立。その後、賃貸不動産会社に対する業務コンサルティング、大家さん・賃貸不動産業界のビジネス支援サイトを運営する、株式会社リプロスを2003年に設立。