不動産経済研究所(本社:東京都)は、先頃、2007年首都圏全域のペット飼育可能マンションについて普及率調査を実施。同調査結果をまとめたものをこのほど発表した。それによると、2007年年間ペット可マンションは5万2,578戸(前年比2,933戸減)となっており、普及率は86.2%(同比11.7ポイント増)という結果だった。これで、1998年の同調査開始以来初めて8割を超えたことになる。
1997年、国土交通省が中高層共同住宅標準管理規約の大幅改正を実施、ペット飼育を「管理規定に定めるべき事項」と記載したことなどの影響で、翌1998年には709戸が発売に。その後加速的に増加を続け、2006年には普及率が7割を突破していた。2007年には全体の供給戸数減少を受け、ペット可マンション自体の供給戸数にも若干の減少がみられたが、全エリアにおいて普及率80%超をマーク。首都圏全体では前年実質比11.7ポイント増加の86.2%となった。
情報提供:株式会社不動産経済研究所
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