国土交通省は、平成20年3月の新設住宅着工戸数に関する調査結果をまとめ、発表した。それによると、3月の新設住宅着工戸数は83,991戸(前年同月比15.6%減)で、9ヵ月連続の減少となっている。これを利用関係別にみると、持家が24,500戸(同比6.1%減)、貸家は30,949戸(同比22.0%減)、分譲住宅は27,492戸(同比18.0%減)。分譲住宅のうちわけは、マンションは17,587戸(同比22.2%減)、一戸建住宅は9,828戸(同比9.3%減)となっている。
地域別では、首都圏の総戸数が前年同月比11.7%減、中部圏では同比11.6%減、近畿圏で同比24.5%減となっており、近畿圏での減少が目立つ結果となった。各地域の利用関係から見ると、分譲マンションの減少が特に目立っており、中部圏では持家で増減がなかったものの、分譲マンションは前年同比で58.6%減を記録している。