大阪市は、同市市有施設に設置するエレベーターを保守点検する各社に対し、過去5年間(平成15年度〜平成20年1月末)に対応した機器不良による閉じ込め発生状況について報告を求め、255件の報告を受けたので、これらをまとめ、6月2日に発表した。
閉じ込め率は、設置台数100台あたり、年間平均2.0件で、閉じ込め発生の原因としては、「制御基盤、リレー関係の制御系統の故障」、「扉開閉装置の電気系統の故障」、「扉開閉装置の機器不良」、「押しボタンや電源主回路の接触不良など」の4項目が全体の約75%を占める。
この結果に基づき、保守点検会社に対して4月下旬、「機器の取替えスパンの基準を早める」などとした要請を行ったという。
調査結果の詳細は以下。
http://www.city.osaka.jp/jutaku/wnew/pdf/wnew_282_01.pdf