投資用不動産は中古のほうがだんぜんお得
新築はディベロッパーの利益が乗せられているから高いにすぎない
新築物件は価格が高いだけに、利回りは低くなってしまいます。しかも、売却すると購入価格と売却価格の差が激しいことが多い。いま新築マンションでは、5年たったら4分の1も価格が下がってしまった、ということはよくあることです。でも、この下がった価格が市場が求めている価格であり、その物件の実力なんです。
新築というのは築後1年未満で、一度も人が住んだことのない物件のことをいいます。新築に限りなく近い物件でも、1年たってしまえば、一度でも人が住んだら中古なんです。
そして、新築ではなくなったときには、価格は一気に下がってしまう。居住用のマンションでも「新築は買った瞬間に1000万円値が下がる」なんて、よくいわれるほどです。
では、なぜ新築は高いのか。それは、ディベロッパーの利益が入っているからです。しかし、ディベロッパーの利益が乗せられた、実力以上に高いものであっても売れてしまう。それは新築だから。新築だから魅力的に感じられてしまうんです。賃貸でも新築マジックが働くのと同じことです。
中古はその点、購入価格と売却価格の差が少なくなっています。中古でもディベロッパーが安く買って、利益を乗せて高く売っている場合もありますが、基本的には個人間の売買だからなのです。中古のほうが実力を反映したこなれた価格なのですから、投資用不動産は中古のほうが断然お得です。
記事提供:主婦の友社
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