セミナーの様子

今回のフェアでは空室対策や資産運用、建物デザイン、法律など、テーマ毎に分けられた9つのセミナー会場が用意され、各テーマの専門家が講演を行っていたのですが、どのセミナーもほぼ満員で、中には通路まで人が溢れているものもありました。
日々の業務に生かすために、より多くのことを学ぼうとする人々の真剣な姿勢に、業界の危機感すら感じました。
出展ブースの一部
◆エブリカ

会場内に持ち込まれた乗用車が入場者の目をひいていた“カーシェアリング”。エコビジネスの一つとして注目を集めており、個人的にも興味があるビジネスです。
カーシェアリング自体はスイスから始まり、世界的には大きな動きになりつつある様だが、日本ではまだまだ発展途上なビジネスだけに、今後に注目したい。
◆関西電力

ブース内に設けたセミナースペースでは“プロが語るオール電化賃貸住宅お役立ちセミナー”が行われ、オール電化に興味のある アパートオーナーらしき人たちで溢れていましたが、その片隅で見つけたのが積水ハウスのエコシャーメゾン。
特徴としては、オール電化はもとより、太陽光発電パネルの設備があるのだが、物件の美観を損ねないデザインがされている。
電気代の削減という現実的なメリットが他の競合物件に対しての差別化へ繋がるのでは、と興味が沸きました。
◆成田

この業界では消臭剤で知名度の在る同社は、賃貸フェアでもおなじみの顔だが、今回はLEDにも注力しているようだ。
LED(=Light Emitting Diode:発光ダイオード)は電球や蛍光灯など、現行の照明と比較して消費電力が極めて少なく、寿命も長い事から、それらに代わるエコ照明として注目を集めている。
どこまで普及が進んでいるのか気になるところだが、共用部の電気代など経費の削減や、交換の手間を省く効果がありそうで、多くの人が関心を持って見ているように感じました。
◆ケーニッヒプロショップ

実際にプロが使っている補修剤だそうで、目の前で実演して頂きましたが、個人的にも驚きの仕上がりです。一般的なレベルの日曜大工がこなせる方であれば誰でも修復できるというから手軽で助かる。
小さなキズであれば、少々深くても修復可能で、写真では光沢の違いが若干見える為、その良さが伝わりにくいと思いますが、修復後にワックスを掛ければ、どこを修復したかほとんどわからなくなるそうです。
◆壁紙屋本舗


多くの人で賑わっていたのがこちらのブース。壁紙の販売業者で、インターネットショップの楽天にも出展しているとのこと。
同社の製品のなかには素人でもきれいに貼る事が出来るセットが用意されているようだが、コツを知っていれば、よりキレイに仕上がるのだとか。
ちょっとしたクロス張替えを業者に頼むとそこそこの出費になることが多いと思うが、材料だけ買って自分で修復できれば、かなりの経費削減につながる。 スーツ姿で壁紙を張る人の姿が印象的でした。
◆亀井製作所

同社の「ECO&Clean」と銘打たれたキッチンは一目見ただけでは何がどうエコでクリーンなのか分からなかったのだが、コンロの下の取っ手を引くと中からゴミ箱が3つ。
可燃ごみと不燃ごみなどを分別するためのゴミ箱を収納することができるキッチン。
新しい技術的が取り入れられているわけではないが、気配りが出来ており、これならばわざわざゴミ出しの際の分別について指導をしなくてもゴミ出しルールを守って頂ける、とひそかに感心しました。 あとはこれでゴミ出し日が一目で分かるホワイトボードなどがあれば・・・。