事例
失敗した不動産投資を当社が引き継いだ事例です。
失敗した人は看護士さんで、彼女は、友達の彼氏が投資物件を扱う不動産会社に勤めていたことから、その男性の言葉を疑うこともせずに不動産投資を始めました。
紹介された物件はマンション2戸でしたが、1年半も経たないうちに賃料の不払いがはじまり、その友達の彼氏とも連絡がとれなくなり、当社へ相談に来たわけです。
物件状況を確認すると、当社の査定では、投資した2物件とも500万円以上高く、ローン設定もアパートローンではなく住宅ローンで組み、長期で借りさせられていました。
かつ、賃料はサブリースと称して、その男性の会社が支払うことになっていました。
しかしながら、その賃料は11万円程度しか貸せない相場で13万5千円で貸していることになっていました。
そのあたりを調べてみると、やはり、男性が勤めている不動産会社が持ち出ししていたことが判明しました。
そんなサブリース業務が長く続くわけがありません。
結果的にその会社は破綻し、預かり敷金も使い果たしてしまい、お金がまったくない状態に陥っていました。
当社は仕方なく、直接彼女の所有している物件に住んでいる賃借人と協議し、家賃回収の業務にあたることにし、その不動産会社との管理契約を解除しました。
現在、彼女の失敗した投資事業を建てなおすために努めている最中です。
現実問題として、このような事例は稀ではなく頻繁に起こっています。
とにかく、サブリースをする管理会社が設定した実際の賃料と、オーナーさんへ支払うサブリース賃料を把握しておくことが肝心です。